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02.手紙の書き方用語集

前文とは

前文とは、手紙を書くときの初めの挨拶にあたるもので、
「頭語」「時候の挨拶」「安否、感謝、お詫びの挨拶」で構成されます。

頭語

手紙の一番初めにくる挨拶で、末文の結語とセットで用います。

時候の挨拶

季節や天候に応じ、心情や季節感を現す言葉を
頭語から1字あけて書き始めます。

安否、感謝、お詫びの挨拶

相手の健康や安否を気遣い、
それに続けて自分の現況を知らせる言葉を添えます。
また、お世話になった方への感謝の言葉、
ご無沙汰している事へのお詫びなどを付け加える場合もあります。


前文は、送る相手との関係や用件によって使い分けることが大切で、
場合によっては一部を省略する場合や、
書いてはいけない場合もありますので注意しましょう。

■前文を書く手紙
・目上の人へ宛てる手紙
・前文のある手紙に対する返信の手紙

■前文を省略してもよい手紙
・親しい相手や、近所の人へ宛てる手紙
・前文のない手紙に対する返信の手紙
・事務的な手紙
・急用の手紙
・ハガキ

■前文を書いてはいけない手紙
・病気・災害などのお見舞い状
・死亡通知


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主文とは

主文とは、最も重要な手紙の本題を書くところです。

主文の冒頭には起語を置き、唐突な書き出しにならないよう
本文(内容)に入るための繋ぎとします。

<起語の例>
さて
この度は
ところで
ときに
突然ですが
早速ですが
つきましては
早速ですが
ところで
先日は
誠に申し上げにくいのですが


起語に続く本題は、
改行位置や敬語の使い方に十分注意し、
目的を明確に、できるだけ簡潔に書き上げましょう。

また、改まった手紙を書く場合、特に目上の人に宛てる場合は
敬語・誤字等の他、下記のことにも注意します。

■相手方を指す名詞が行末にきていないか
差し出す相手に敬意を表し、
手紙の上部に相手方を指す名詞がくるように気をつけます。

■自分や自分の身内を指す名詞が行頭にきていないか
相手方を指す名詞同様、相手に敬意を表し、
自分や自分の身内を指す名詞は手紙の下部に書くようにします。

■1つの単語が行をまたいで書かれていないか
1つの単語が行をまたがないよう、読みやすく配慮することがマナーです。


親しい人に宛てる手紙の本文は、形式にとらわれすぎることで、
かえって不快感を与えてします場合があります。
親しみを込め、心のこもった文章になるよう、
手紙の内容、用件によって工夫することも大切です。


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末文とは

末文とは、主文の後、手紙文を締めくくるための部分で、
結びの挨拶、結語から構成されています。

・用件の取りまとめ
・今後の健康や繁栄を祈る言葉
・乱筆のお侘び
・返信のお願い

などを、時候と絡めて簡潔に書き、結語で〆ます。

結語は、頭語とセットで使用し、結びの挨拶を書き終えたのと同じ行に
書きますが、結びの挨拶が行末まできている場合は、
改行し、行末から1字あけて書きます。

招待状、案内状などで
「別記」の用件に対する出欠の返信を求める場合は
返信期限を末文に記し、「別記」に含めて記載する場合は、
「別記」の最後に少し小さめの文字で書くようにしましょう。


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後付けとは

後付けとは、日付・署名・宛名・脇付から成るもので、
「いつ」「誰が」「誰に」宛てた手紙なのかを
末文(結びの挨拶)の後に書き記します。

日付

改行し、行頭から2~3字あけて、年号を含む日付を入れます。
縦書きの場合は漢数字を、横書きの場合は算用数字を用い、
祝い事や季節の手紙では、日付を入れず
「平成○年○月吉日」「2○○○年元旦」「平成○年盛夏」
などとする場合もあります。

署名

差出人の名前を書きます。
改行し、末文の結語の語末にそろえる形で
行末を1字空け、フルネームで署名しましょう。

また、代筆の場合は「代」「代筆」、妻が代筆した場合は「内」と、
名前の後に小さめの文字で書き足します。

宛名

改行し、行頭からフルネームで、
本文や署名よりも少し大きめの文字で書きます。

宛名には必ず敬称をつけ、
ビジネス文書など、会社や団体へ宛てる場合は
会社名や役職も忘れずに記載しましょう。
連名にする場合は、必ずそれぞれの名前に敬称を付けます。

<敬称の例>
様、殿、大兄、先生、御中 など

脇付

脇付は、現在ほとんど使用されることはありませんが、
相手にいっそうの敬意を表す場合、
宛名の脇(左下)に書き添えるもので、
ビジネス文書やハガキ、弔慰状、電子メールでは使用しません。

通常、便箋と封筒の脇付けは同じにし、封筒は表書きに記します。
また、封筒のみに書く場合を外脇付けといい、
現在は、外脇付けのみを使用するケースが多くなっています。

脇付と外脇付を併用しないよう注意しましょう。

<脇付の例>
◇一般
机下、座右、案下、座下、足下 など
◇目上
侍史、膝下、台下 など
◇女性
御前、みもとに など

<外脇付の例>
親展、親披、至急、拝答、待貴答、○○在中 など


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脇付け、外脇付けとは

脇付け
脇付けとは、「後付けとは」で述べたように相手にいっそうの敬意を
表す場合、宛名の脇(左下)に書き添えるものですが、
現在はほとんど使用されなくなっています。

脇付けを書く場合、便箋と封筒に書く脇付けは同じにしますが、
ビジネス文書やハガキ、弔慰状、電子メールでは使用しません。

<脇付の例>
◇一般
机下、座右、案下、座下、足下
◇目上
侍史、膝下、台下
◇女性
御前、みもとに

封筒に書く場合の脇付けの位置の例

外脇付け
外脇付けとは、手紙の内容や添付書類についての説明を行うための
もので、外脇付けを用いる場合、脇付けよりもさらに左下に赤い字で
書き添えます。

<外脇付の例>
「親展」「親披」・・・宛名人以外の開封厳禁
「至急」「急信」・・・急ぎの場合
「拝答」「待貴答」・・・返信を求める場合
「○○在中」・・・内容を明記する場合

外脇付けを書く位置の例

※脇付けと外脇付けの併用をしないよう注意しましょう。


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副文とは

副文とは、主文で書き忘れた用件の付け足しや、特に念を押して伝えたい事柄を目立たせるために手紙文の最後に書き足すもので、「追伸」などが
これにあたります。

「追伸」に代わる言葉としては
「二伸」「再伸」「追って」「追啓」「なお」等があります。

「重ねて申し上げる」ことの意味から、
重なるイメージが失礼となる弔事、結婚、お見舞いなどの手紙や、
目上の人に宛てる場合は使用しないことがマナーで、
副文は基本的に親しい人への手紙に使用します。
改まった手紙で書き忘れがあった場合は、
はじめから書き直す方が無難でしょう。

また、ビジネス文書や案内状、招待状などで、
「別記」として日時、場所等の詳細を分かりやすく記載する場合は、
書き出しを「記」とし、用件を箇条書きにします。


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